火星の月の下で

日記がわり。

△隠しておきたい情報はネットには出ない

4月の親族法事をやって、けっこう良かったのが、普段知ることのできない人や職業の人に来てもらったこと。
4月だから、というより、たまたまだった、という面の方が多いかも、ではあるが。
そんな中、某高級料亭に勤める方の細君が来てくれて、簡単にできて、しかも美味い、というサラダや精進料理なんかを教わったことが個人的に一番大きかった。
あまりに簡単、手軽にできる上に、すこぶる安価に、かつうまく作れるので、いろいろヴァリエーションが作れるんじゃないか、と思って、かなり根性いれてネットで調べてみたんだが、その手の情報が一切ない。海外のサイトまで調べたんだが。
で、そのことをその細君に伝えると「あたりまえ、そんな大事な情報をネットに流すバカはいない、みんな情報の価値は知ってるわよ」とのこと。
単に私に「ネットに書くな」ということを言ってるのかな、と思ったんだけど、「書いてもいいわよ」とのことだったので、たぶん軽い気持ちで言ったんだろう。
だが、けっこう重要な暗示ではあるね、大事なことは、情報が重要だと感じていることは、ネットになんか書かない、というのは。
料理のレシピとそういったことを比較してしまうのはちょっとアレだけど、割と苦心して生まれてきた、専門職の芸、しかも簡単にできる、真似できそうなものは、そう簡単に外に出したりはしないよなぁ。。。
陰謀厨、という連中の論説は、笑いのネタとしてはともかく、あんまり真面目に見る気がしないのは、連中が寄拠っている情報が、多くはネットからのものである、という点がある。
ネットに書かれたものは、まじめな陰謀に類するものとしては、既にもう鮮度、真実味を失っている、というのが直感で、そういったことを論拠にしている、という段階で、既に信用できなかったりするわけだ。これは、まともな論説とはまったく逆。
論説、意見ならむしろ、そういった公開された、誰でも検証可能なネット情報をソースとして出していく、というのは大切だし、仮にそういった情報が後で偽情報、捏造だとしても、そこへの誘導はデータとして重要だと思う。もちろん、意図的に騙そうとしている場合は論外だけど。
しかし、陰謀というのは、そういうものとは性質が違う。
知られざる情報に基づいて、ということであれば、それがネットにでてくるのは、その段階で、既にトンデモ情報だからだ。
加えて、陰謀厨の陰謀論って、ほとんどが可逆的な検証を後でしてないんだよなぁ、その点も信用できない点。
まぁ、トンデモ本と同じで、そういったものは「バッカでぇ」と言って、ゲラゲラ笑うのが正しい楽しみ方だと思うので、こんなことを考えるのも、そもそもナンセンスなんだが、病院の待合がちょっと長かったので、思ったこととして記録しておく。
例によって、どこか特定のサイトを想定しているわけではありません。