火星の月の下で

日記がわり。

◇ブレービー、逝く

球団マスコットで活躍した島野修さん死去
ブレービーの中の人、元阪急の島野修さんが亡くなられたそうだ。
今は無き西宮球場でブレービーはよく見た。
中の人が島野さんらしい、ということは、最初から知っていたが、とにかくアクションのタイミングが実に良かったことを覚えている。
実際にプロの選手としてフィールドにいた人らしいアクションで、盛り上がるところ、注目してほしいところなんかで、実にうまくツボを抑えてて、一見すると子供向けマスコットのように見えて、野球が好きで楽しんでいるおとなでも、十分に楽しめる、そして盛り上げてくれる、良いアクションだった。
全部のマスコットをチェックしているわけでもないけど、あれくらい試合の中で邪魔にならず、かつ敵味方、勝ってる方負けてる方関係なく盛り上がれて、野球って面白いんだなぁ、と感じさせてくれたマスコットって、ブレービー以外になかったと思う。
最近のドアラ人気を見てても、ちょっと違うんだよなぁ、という違和感がいつもあるのは、やはりブレービーのような、野球の中に溶け込んでいるかどうか、という点で見てしまうからかもしれない。
選手としては大成したとは言いがたい人だったかも知れないが、あの頃球場に足を運んだ人の心に強い印象と、多大な喜びをもたらしてくれた、その点では善き野球人としてまっとうしてくれた、という想いを禁じえない。合掌。