火星の月の下で

日記がわり。

○女の子が降ってきて・・・

ひところよく流行った「女の子が異世界から降ってくる」萌え系アニメ。
最近はあからさまなのはさすがに減ってたけど、『あそびにいくヨ!』なんかを見てると(降ってきたわけではないが)だいたいそういうスタイルは手を変え品を変え、生き残っている感じではあるな。
ワンパといわれようが、やはりこの手の作品は楽しい。
ひとつに、作画チームの力量が測られる、ということもあるからで、基本的に「落ちもの」系は、キャラ絵が秀逸で、属性描写もハイセンスでないと、実に悲惨な結果になるからだ。その点『あそびにいくヨ!』はじゅぶん合格点だと思う。
でまぁ、その系統について一つ思ったこと。
明るく可愛いくてバインバインな女の子が降ってきたとして、それに対して
「うおー、ヤりまくりじゃー、出しまくりじゃー」とか考えてしまうのはおっさん、というか精神的老化の産物なんだろう。
それに対して、どうしよう、嬉しいけどどうしよう、とヲタヲタするのが、青春年代のセンシティブ、という図式がある。
実際は十代だって、というか十代なればこそ下腹にくっつきそうなくらいに屹立してしまいそうだし、ある程度歳を食ってた方が純愛に対してかなわぬ憧れなんかを抱いてそうだけど、全体的傾向としては経験値の差から、ヲタヲタしてしまう、ということになりそうだし、だいたいその方がヴィヴィッドな感情を描きやすい。
だがここに残念なことがあって、それを作ってる連中が、既に年老いている、つまり「ヤりまくり」側の人間になってしまってる、ということなんだよなぁ。
そのへんの、感性は欠落してしまっているが、理屈ではわかっている、という世代の連中の脚本が、いろいろと隔靴掻痒な気分にさせてくれるんだろう。もちろん若ければいい、というものでもないけど。
もっとも、ワタクシ自身はおっさんなので、エリスの無防備にデカい乳を見て、「ヤりてーなー」「出しまくりてーなー」と下品な妄想に悶々としているのは言うまでもないことである。(笑)