火星の月の下で

日記がわり。

◎緑の暴風がやむとき

アニメブログの方に詳細は書いたので細かくは書かないが、『少年激覇ダン』第44話「緑の暴風がやむとき」が、実にすばらしかった。個人的には今期、全作品中ベストエピソードである。
前世で愛し合う夫婦だった2人が転生したものの、現世では兄妹として生まれてしまう。
加えてもってうまれたその特殊能力によって迫害を受ける2人。
その因果の鎖をたちきるとき、妹は解放されるが、同時にそれは消滅を意味する。
散り際に妹は、それまで呼んでいた「兄さま」という呼称ではなく、名前で呼び、「次の時代でも(わたしを)見つけて下さい」と言って消えていくのである。
最近のアニメ系の悲劇は、かなり肉体的というか、物理的というか、かなり力押しなものばかり見せられていたので、こういった技巧的、情緒的なものを見せられると、ちょっと魂がふるえてしまうのう。