火星の月の下で

日記がわり。

◎血だまりスケッチ 第8話 さやか、魔女になる


だいたい予想通りの展開だったけど、真正面からだったので、少々驚いた。しかしものすごい展開やね。
もう一度見てから、アニメブログの方にキャプりつつ書く予定なんで、とりあえず視聴直後のナマの感想だけ記録しておく。
・ほむらは違う時間軸の人間。
移動能力を見せた頃からチラホラ言われてたけど、過去か未来か別時空か、ともかく現代の人間ではない、ということ。
前半、今まで以上にまどかに執着する場面があったので、まどかの知り合い、とかかっていうレベルではなく、肉親、関係者、というレベルかな。
それに対して、まどかが
「いつか、どこかで会ったことがある?」と言い出したのはかなり重要。
まどかがほむらの様子を見て感じたのか、それとも記憶がよみがえりつつあるのか。
・まどかは神にさえなれる。
QBの語った言葉と、ほむらの言葉から、まどかが別時空で、その全能の力を発揮してしまった、ということが暗示されているんだけど、QBの最後の正体を語るあたりとからめて考えると、実はQB自身も予測不能な力、ということか。
しかしほむらが全力でとめようとしていた、ということは、それが決してポジティブな方向にはたらかなかった、ということだね。
・さやかの魔女化。
杏子の見ている前で、というのもポイントだったかなぁ。
前半のまどかにあたりちらす場面が秀逸で、
「だったらあんたが戦ってよ」
「何でもできるくせに、何もしようとしない」
結果からすると、このことばがどんどんまどかを追い詰めていく。
「誰かの幸せを祈ると、誰かを呪わずにはいられない」・・・深いなぁ。
誰かの幸せは、誰かの不幸の上に咲いている、ということなのか。
・QBの正体。
その正体が「インキュベイター」なるものであること。
インキュベイターっていうのは、我々爬虫類飼育者とか養鶏家なんかにはなじみのある言葉で、卵を孵化させる器械というか装置みたいなもので「孵化器」「孵卵器」とか訳されるけど、そういった語義通りに解釈するのなら、少女を魔法少女、あるいは魔女に孵えす者、という役割なんだろうか。
そしてそれは、QBの最後に語られていた思惑から推測できる。
・「魔法少女」が「魔女」になる。
これも第1話の段階で予想されていたものの中にあったけど、今回さやかを通じてそうなる過程が描かれたわけだ。
それにしてもQBのセリフが黒くて冷たくて、素晴らしかったですな。
「成長途上の女性を少女と呼ぶ。だからやがて魔女になるキミたちのことを魔法少女と呼ぶ」
すごすぎ。感動したよ、この救いのない絶望世界。
・・・このあたりが今回のメインかな、
あといくつかメモ程度に拾っておくと、
・さやかに看破されたほむらの本質。
・ほむらが全てを語れないのは、なにかの制約ではなく(たぶん)まどかのため。
・仁美の告白。
・・・こんなとこかしらん。
とにかくあまりにすごかったので、もう一回見る。(^_^)