火星の月の下で

日記がわり。

△TPP問題

あんまり政治的なことは書きたくないのだけど、我々ヲタ層にとっても、「サーヴィスまで含める」というTPP問題はたいへん重要なので、少しだけ触れておく。
自民党の参議院議員、山田としお氏のメルマガから実に興味深いことがあったので。

私が、米国を訪ねてわかったのは、日本がTPP参加で大騒動していることと、米国がもっと冷静でいることとの違いでした。
経済産業省経団連等が極めて意識的にマスコミを使ったり、外国にまで言わせたりして、意図的に動いているということです。
そのことをよく承知して、国民的な議論を進めなければなりません。

ということで、米国側の動き。

1つは、アメリカは日本のTPP参加を期待していないこと。
2つは、日米首脳会談では、オバマ大統領は、TPPのことを口にしていないらしいこと。
3つは、TPP参加問題は、日本側の自作自演ではないのかということ。
4つは、この構図を野田総理は把握し、11月のTPP参加は念頭にないのではないのかということ。
5つは、9カ国によるTPP全体の論議が遅れており、そう簡単に整理できる事情にないこと。

個々の理由はリンク先を見てちょ、ということだけど、こんなどうでもいい、有害なものを政争の具として使われて、その被害を被る、なんてのにはかなり承伏しかねるところ。
この議員さんは、農業問題の観点から反対されているようだけど、むしろサーヴィス問題の方が重要で、今ヲタ文化の産業的裾野、ネット関連の萌芽、といたものが、根こそぎやられかねない可能性がある。
国内事情だけでもいろいろとたいへんなときに、余計な害毒を垂れ流してほしくないものである。