火星の月の下で

日記がわり。

◇職業野球界激変。

モバゲーのDeNA 横浜買収へ TBS 売却後も一部球団株保有

横浜を保有するTBSホールディングス(HD)が、球団売却に向けて交渉中のディー・エヌ・エーDeNA)と大筋で合意したことが19日、複数の関係者の話で分かった。本拠地は横浜に残す方向で、両社が取締役会を開いた後に正式に発表する見通しとなった。

いったんつぶれたかに見えていたDeNAによるベイスターズの買収。
読売の渡辺が「聞いたこともない(会社)。球団所有はしっかりとした会社にやってもらいたい」なんて言ってたけど、今のご時世、しっかりした会社だとプロ球団は持つ意味がないでしょ。新興の、金があって宣伝効果を期待したいところになるのは仕方のない話。
むしろ注目は、本拠地を横浜から新潟に移さなかったことかな。
もうひとつ、こっちは中日。
中日落合監督、自分を解任した球団社長との握手拒否…ネットで話題に
セ・リーグ優勝中日、チームがまとまったのは、「負け試合で『アンチ落合』球団社長がガッツポーズを出して」から
以前も少し書いたが、この球団くらい、創設したときから、内紛内紛の連続だった球団は珍しくて、かつて藤村と金田が壮絶な内紛をやった阪神球団の方が内紛のイメージが強いけれど、中日は「内紛してないときが稀」な球団なので、阪神球団なんかとは比較にならない。
比較的有名なのが、天知監督を追い出そうとしたあの1950年代半ばの事件だけど、奇しくも今回球団を去ることになった落合も、天知監督同様、日本一達成しての退任ということになる。
中日という球団は、読売、ヤクルトの次に嫌いな球団だったが、それでも落合は、就任当初のあるエピソードを聞いてから、ただものじゃないな、と思うようになった。
それは、スランプに陥っていたあるバッターに「打てなくても良いんだ」とささやいた、といわれる指導で、これは自身も苦しみながら栄光をつかんだ、限られた人にしか言えない名言だったと思う。
その選手がこの一言でスランプを脱し、リーグを代表する打者になった、と書けば誰のことかわかると思うので書かないけど、ときおり教え子の記者筋から聞いた小さなエピソードなんかを聞いていると、おそらく中日球団史上最良かつ最高の指導者だったはず。たぶん、天知や西沢、水原よりも上。
それをこんな形で追い出すのだから、さすがは万年内紛球団の面目躍如といったところか。(笑)
正直、横浜なんぞより、この球団の方が身売りするなりフランチャイズ移転するなりした方が球界、日本のスポーツ界にとって良いことだと思うんだけどね。