火星の月の下で

日記がわり。

◇夢と地獄のシベリア鉄道

【おそロシア】プーチン「シベリア鉄道と日本の鉄道を結ぶトンネルを造る」
「日本までのトンネル検討」=サハリン架橋計画で言及−ロシア首相。元記事。

【モスクワ時事】ロシアのプーチン首相は15日、大統領選を控えて国民と行ったテレビ会見で、極東のタタール海峡(間宮海峡)に架橋して本土からサハリンへ鉄道を通す計画に関し「(サハリンから)日本までトンネルを建設することも可能で、われわれは検討中だ」と語った。
 サハリンへの架橋は経済面で「重要な計画」と指摘。その上で、計画は「シベリア鉄道を日本の貨物で満載することにつながる」と期待感を示し、日ロ間をトンネルでつなげる構想に言及した。ただ、外交筋は「日ロ政府間で検討している事実はない」としている。(2011/12/16-00:45)

かなり国内向けのリップサービスというか、内政が不穏な状況なので目くらましのような感じで、思いつきの域を全然出ていない、とは思うけど、かなりドキッとする内容ですな。
「ロシア人」「ロシア文化」というと、かなり好意的に感じる日本人も多いと思うので、現実の政治を無視して妄想すればすごく夢が広がるんだけど、現実のロシア政府、日露関係なんかを考えると、まったく同じくらいの強さで恐怖の方が先に立つのう。
もっとも、それでも南朝鮮のトンネル計画に比べれば、はるかにましな気がするのも確かではあるが。
ロシアはフランスとともに、親日感を持っている国民が多い(とはいっても、相対的に、だけど)し、ロシア美人やロシア文学の人気は、日本でもかなりのものがあるが、北方領土問題が横たわっているので、現実味が薄い、というか、まったくないでしょうなあ。
しかしそれでも尚、日露が横たわる諸問題を解決して、友好を築いていってくれたら、とは、しばし妄想してしまうところではある。
わたしの生きている間、それどころか今世紀が終わる頃でも、まず不可能だろうとは思うけど。