火星の月の下で

日記がわり。

蔵前国技館で公開対局されたタイトル戦

36年前の11月17日の第1回「将棋の日」イベントは大相撲の会場で開催・・・田丸八段のブログより。
第1回「将棋の日」イベントでタイトル戦の十段戦(中原―大山)が土俵上で対局・・・同じく田丸八段のブログより、当日のようす。
昭和50年のこと、ぼんやり覚えています。
当時は「無茶なことやるなぁ」と思ったものでした。
そう思ったのは、警備とか、衆目の中で集中力が持続するんだろうか、とか、そういったこと。
あの頃は、この画期的な意義があんまりちゃんと理解できていませんでした。お恥ずかしい。(^_^;
今でも「公開対局」と聞くと、棋士の方は大変だなぁ、と思ってしまうのだけれども、新聞メディアの衰退も間近に迫ってきているので、こういったことは今後どんどん必要になってくるのかもしれない。
テレビ将棋などもその一環としてとらえることができるかもしれないし、ファンとしては直に勝負が見られるのでたいへん嬉しいことなのだが、一方で、たっぷりと時間をかけた勝負をやっていただいて、素晴らしい棋譜を残してほしい、という願望もある。
現在7大タイトル戦が存在するが、そのうち二日制は、名人戦竜王戦王位戦王将戦の4つで、あとの3つ、棋聖戦王座戦棋王戦の3つは1日制である。
タイトル戦くらいは、2日以上の時間をかけてやってほしいものだなぁ、と、つねづね思っているのだが、スピード化がどんどん進む中では、なかなかそうもいってられないのかもしれない。
昔は3日制のタイトル戦なんかもあったらしいのに。