火星の月の下で

日記がわり。

○平清盛 第6回 西海の海賊王

予想通り、思いっきり創作が入ってたけど、ドラマとしてはまあまあ見れた方かな、第1話での仕込みもうまく使ってたし。
史実云々としては、この辺記録が残ってない部分も多いので、大きくはみださなければいいかな、とは思ってたけど、海賊王云々の下りは、さすがに苦笑ものかな。
つうことで、ドラマとしては合格点、歴史モノとしては、はめはずしすぎ、といったところかね。
特撮は、前回ほどの効果にはなってなかったのが少し残念。
船倉とか揺れる船内での描写とか、船に乗せているモノの見せ方とか、いろいろ工夫もあったし手もかかってるんだけど、前回ほどの構図によるインパクトがうすかったのが残念。まぁ、人物が表に出すぎていた、というのもあったけど。
清盛、兎丸、信西と、いろいろ大立ち回りをやって芝居をしてくれていたんだけど、今回も少ない出番の中で「静」の演技をしてくれた忠盛役の貴一さんの方が光ってた、というのが、なんともかんとも。(^_^;
目で芝居ができる、というのはすばらしいですな、貴一さん。
あと平忠正。なんであんなに男前の立ち位置になってんでしょ。
保元の乱後の刑罰の印象を強くつけるため、というのはよくわかるし、清盛が忠正を斬る、ということの重みを出すための準備かと思うけど、実際、為義-義朝ほどのつながりはなかったみたいだしなぁ・・・。
源平の嫁さん候補が出てきてたけど、あの素人くさい演技、なんとかならんかったのか。(笑)
しかし将来の正室にして、ボンクラ棟梁・三男宗盛を生んだ平時子の方を先に出してきた、ということは、有能だったと伝えられる長男重盛の誕生とか、その辺の描写はどうするんだろ。
次回、そのあたりが出てくるみたいではある・・・のかな、公式サイトの人物紹介で、明子のところを見てますと。
あと、海賊が偽関西弁でしゃべってたんだけど、この頃は、関西弁が標準語だったので、京のコトバを標準語にしていたら、なんか妙な感じになりますな。(^_^;
今回は「ドラマ」としてはともかく、「歴史ドラマ」としてはインパクトがうすかったので、こんなもんかも。