火星の月の下で

日記がわり。

ラノベって月刊誌時代のマンガに似てるよな

忘れ去られているが、素晴らしいファンタジー小説やSF小説を教えて
お題はラノベじゃないけど、下の方に少しラノベがらみがでてくるので。
・・・で、いろいろ思うんだけど、「忘れ去られているもの」の中には出版社の事情と、時勢の変化、みたいなのもあって、一概に風潮を言うことはできないんだけど、続刊が出ないと2〜3年、はやけりゃ1年程度で忘れ去られ、店頭から消えていくラノベ、というのは、昭和30年代の月刊誌掲載マンガに近いものを感じる。
月刊誌掲載マンガの時代には、コミックス化される方が稀で、大半がアトムや鉄人の影で消えていき、連載期間も半年だったし、なんとなく、ライトノベルの消えていき方と似たものを感じてしまう。
それでも、その時は人気がなくても、後年の週刊誌時代でメジャーになった人(水木しげるとか小沢さとるとか)は復刻もされているけれど、そこそこ面白かったのにマニア度が強くて消えてしまい、その後まったく口に上らなくなってしまった作家とかがいることを思うと、時勢のせいだけにしたくないという気にもなってくる。
現在、そういった昔のマンガ、とりわけ、今の視点で見るとすごく面白いのに当時ほとんど人気がなかった人や、週刊誌時代まで生き残れなかった人の作品なんかが、少しずつマニアの手で甦りつつあるように、ライトノベルも後生、現在既に忘れられてしまっている人が、新しい時代の趣向で甦ったりするのだろうか、とか、いろいろ夢想してしまった。
幻想純文学については、またこれとは別に思うところがあるので、それはいつかの機会に。