火星の月の下で

日記がわり。

○野村がいないぞ!

なんばパークスシネマの屋上、ガーデンに足を運んでみた。
VOLさんから「野村克也だけきれいに抜け落ちてる」とは聞いていたけど、不自然なくらいになかった。(笑)
南海ホークスの歴史を知らない人なら、ああ、そんな球団があったんだな、ですむかもしれないが、わしらくらいの世代だと、ホークス=野村克也だった時代を皮膚感覚で覚えているので、不自然なことこの上ない。
わしらよりもう少し上の世代だと、山本一人が南海の顔だったんだろうけど、選手紹介のところには鶴岡=山本の解説がまったくなく、上映している昔のフィルムには「選手兼監督山本」として登場するので、知らない人が見たら、別人だと思うんじゃないだろうか。
それにしても、あの壮絶なケンカ別れから、もう30年以上経っているというのに、両者の間に遺恨は根深く残っているんだのう、と思わされてしまった。
当時はサッチーが後ろで問題起こしている、なんてことを知らなかったので、なんで鶴岡一派と南海球団はあそこまで野村を排除しようとしているのかわからなかった。
従って、当時の感覚としては、なんとなく裏にややこしい問題はありそうだけど、南海球団がちょっとやりすぎなんじゃないか、野村が少し可哀想だ、あれだけの記録を作り球団に貢献していたのに、と感じていたのである。
その後情報が公になって今日の目で見ると、南海球団がああいう態度になってしまったのも仕方ないかなぁ、と思うようにはなったけど。
対して野村の方が、記者会見で開口一番「鶴岡親分に吹っ飛ばされました」と言ってしまったのは、遺恨を残しても仕方ないのかな。
とりわけ南海ファンというのではなかったが、ライバルであった南海に対しては懐かしい気持ちがいっぱいあるので、野村の件以外は、いろいろ思い出させてくれる展示だった。
コーナーの一角みたいな感じで、そんなに大きな展示じゃないけどね。