火星の月の下で

日記がわり。

◎『中二病でも恋がしたい』の功罪

『中二恋』が面白くて、かなり当たりの部類かな、と思ってるわけだが、作品そのものの面白さ、デキもさることながら、この作品が高い完成度で登場してしまったことで、他作品に対して見方が少し変化してしまっているのに気づいた。
学園を舞台にしたサイキックもの、あるいは、邪気眼や黒魔術、オカルトっぽい要素がなくても、かなり「中二病」的に見えてしまうのだが、今期、その傾向が加速してしまった感がある。
いくつか例を挙げると、昨日書いた『K』、『めだか2期』、『コード;ブレイカー』・・・。
決して作品作品そのもののデキが悪いとかってわけではないんだけど、どれも『中二恋』の素材のひとつに見えてしまうんだよなぁ。。。
もっとつっこんで言うと、真面目にやればやるほど、笑われる側になってしまう、みたいな感覚。特に『めだか2期』は痛感しているところ。
中二病(もしくは厨二病邪気眼病)という定義もかなり変化してきているし、学園サイキックを全てその文脈で見てしまうと、学園SFがかなり制限を受けてしまうので、こういう見方が非生産的だ、というのは頭では理解しているんだが、どうも感覚がそっちに流れてしまう。
なまじ『中二恋』のサイキックバトルの動画がすばらしいので、いっそうその感が強くなってしまうんだよなぁ。
解決策として思いついたことの一つに、少なくとも『中二恋』のサイキックバトル以上のアニメート、デザイン、作画がなせれば下流に立ってしまうことはなくなるかもしれんけど・・・かなり難しいよね。(^_^;