火星の月の下で

日記がわり。

ピー

ラノベ系アニメを見ると、もう頭痛がするくらい悪魔、魔女、神(欧米系)がテンコ盛りで、ここ20年くらいでようやく北欧関連が増えてきたようだけど、依然として西欧系が主軸。
一応和風ものもあるにはあるけど、記紀すらまともに読んでねーんじゃねーか、というくらいひどい扱いなので、素材になるのも善し悪しかな、という気もする。
北欧神話が日本のサブカルに登場しだすのも邦語文献が増えてからのことなので、あまり原語で資料を見ている層は少ないだろうから仕方ないとは思うが、以前にも少し書いたように、英語で読むとなんとなく原語だと思ってしまう層もいるので、あんまり原語を強調するのもよくないのかもしれん。
しかし、誤記知識で書かれた作品が、精緻なアニメ描写に彩られながら表現されているのを見ていると、胃が痛くなることこの上ないな。
なんでもかんでも女性化してしまうのは嫌いじゃない、むしろ好物なのでそれほど不快ではないんだけど。(笑)
せめて邦語文献、翻訳がそこそこ出ている、インド、東南アジア系にもう少し目を向けてほしいんだが、インド系というと、たとんに性的な女神類ばっかりになってしまうのも作り手側の知能の低さというかオ○ニーを見せつけられているようで、やはり資料をちゃん読む習慣のない人に創作をやらせたらいかんよな、と思わなくもなかったり。
ピー信仰についても、Wiki見ると「悪意ある嘘」とまでは思わないが、けっこうな数の誤記が見受けられるので、こういう所を参考にされたりすると、それはそれで頭の痛いことではあるな。
ピーにかんしては けっこうな数の文学作品もあり、邦訳されているものもあるのだから、今後この素材を扱う人が出てくるときには、せめてそういったものをしっかり読み込んでやってほしいものでございますな、としめておこう。