火星の月の下で

日記がわり。

◎ヲタクがスクールカーストの上位にくる時代

女子中生「オタクはスクールカースト上位、初音ミクdisるの×」

「私が小学生だったときの、少女漫画の主人公ってギャルとかアイドルとか歌手とかキラキラした女の子だったのに、今はオタクの女の子がヒロインなんですよ。今『ちゃお』で連載してる『好きです鈴木くん!!』なんかは、腐女子や男装の描写も入ってたりしてたし」

たしかに『なかよし』とかはいい歳こいてワタクシも読んでるので、ヲタク系マンガがもう市民権もってんのかなぁ、なんて気分になってしまうくらいナチュラルに連載されていたのは知ってたが・・・。
あれって「ちょっと違うわたし」「みんなと違うわたし」みたいなコンセプトの変化球だと思ってのだが、ところが実は少女たちの世相をしっかりと切り取っていた、ということだったらしい。
もちろんこの記事は少数への取材で成立しているので「そういう地域もあるだろう」くらいの目で見ていた方が良いのかもしれんけど、それでも少し驚きであるな。
わしらの頃って、ヲタクは「ブキミ」で「不健康」で「無神経」で「気持ちが悪く」て「イメージとして汚く」て「人間のクズ」で「性犯罪者予備軍」で「ロリコン」で、まともな恋愛とはもっとも遠いところにいて、全てにおいて社会的に醜い、そういう受け止められ方をしていたからな。
だいたいにしてライトオタク、なんて言葉がでてきた時にとんでもなく違和感があったもんだ。
ガイナックスが作った『おたくのビデオ』巻末についていた「おたくの肖像」・・・実像はともかく、世間的な印象というか認識って、まさにあれだったのだ。
そしてあの宮崎事件でネガティヴイメージは頂点に達したわけで、そういったネガティヴさが我々に押された烙印だった、そういう時代を生きてきたので、こんな記事を見るとにわかには信じがたい気分になる。

 小中学生向けの少女漫画も、オタクの要素がどんどん入り込んできている。
いわゆる「萌え豚」コンテンツを積極的に楽しんでいて、深夜のアニメを録画し、同人誌を買いに行き、コミケに行く人も少なくない。前出・みゆきさんはこう語る。
「少女漫画は読んでいて楽しいです。
アイドルとか、全くリアリティないから感情移入できないけど、オタクなら私とほとんど変わらないから」

感覚がほとんど我々とかわらんのだが・・・、これってどれくらい女子小中学生に一般性があるんだろうなぁ・・・。