火星の月の下で

日記がわり。

今月のアフタヌーン

表紙が『謎の彼女X』だったので久しぶりにアフタヌーンを購入。
そして冒頭に載っていた『謎の彼女X』を読む、というかまだこれしか読んでない。
今回、いよいよ卜部が椿の姉に、椿とつきあっていることを告げたのだが、そのときのシチュがなかなか良かった。
冬の日の帰り道、椿と日課をこなして別れたあと、卜部は椿の姉・陽子が誰か男性と親しげに話をしている場面を目撃する。
ところがその後のその後の陽子のようすが少しおかしい。
陽子は突然卜部に「お風呂に行きましょう」と誘いかけて、2人で銭湯に。
一緒にいた男性は、以前話していた高校時代につきあっていた人だけど、今はもう切れてしまった、でも久しぶりにあって高校時代の頃を思いだして感極まってしまったため、という。
そんな話ののち、卜部が誰かとつきあっているか聞かれたので、もう伝えてもいいか、と思い、椿君とつきあっている、と応える。
一瞬驚いた陽子だったが、いつも家に来ていたことなどから納得。
「キスはもうしたの?」と聞く陽子。
キスなんてまだ、男性とつきあうのも始めて、という卜部に、陽子は湯船の中で正坐して「弟のことをよろしくお願いします」と言う。
それに応えるように卜部も湯船で立ち上がって礼をする。
ここまでは普通の恋人の家族との一エピソードだったんだが、ここからがものすごく良かった。
卜部と別れたあと弟・明と合流した陽子は、まだ誰も足を踏み入れていない雪のつもった広場に出る。
明が昔、足跡をつけようとしたときの話なんかをしているのを聞いて、陽子さん、卜部との会話をボソッと思い出す。
あの女の子に最初の足跡をつけるのね、わたしの弟が、といって少し赤面。
バックには卜部が礼をしたときの絵が正面から描かれていて、なんかもうすごく悦痴。
初物をズコズコいっちゃうみだらな妄想が激しく喚起される、すごく工□い陽子さんのセリフでした。(声に出したわけじゃないけど)
極めて男視点ではあるけど、植芝さんの描く青春ロマンスはすごくデリケートで、なのにしかもすごく性的な工□ースがにじみ出ているので、やっぱりドキドキしてしまいますわ。
アニメが終わってもしっかりと続いている本作ですが、コミックスは6巻くらいまでしか購入していないので、消費税が上がる前におさえておこう。(^_^;