火星の月の下で

日記がわり。

○アニメで気になるコトバ

「マジ」「神」などの安易な表現に頼らず、ボキャブラリーを増やそう
【重要】面接官が語る“絶対落とす”人の特徴
ことばって大事だよね、と、この2つのコラムというかまとめというかを読みながら思った。
下の方はどの程度信用性があるのかわかんないけど、ことばが与える印象としては大事かな、と思ったり。
そこでこれとは直接には関係ないけど、日頃アニメをダラダラ見ていて思ったことをメモ程度に残しておく。
日記なので深い考察とかは、もちろんない。
いつ頃から気になったのか、作中人物が口にすると、妙にザラついた不快感を感じるようになったコトバがある。
・わりぃ(軽い謝罪の意)
・ちげぇよ(否定の意)
他にも感じることばはあるが、この言い回しがどうにも不快感を伴う。
悪い→わりぃ、という意味の問題ではなく、どちらかというと音韻としての問題。「ちげぇよ」の方には文法的なものもほんの少しあるけど。
くだけた若者コトバ(こういう言い方自体既にそうとうな加齢臭が漂うのでイヤなんだけど)に別の世代が反感を感じるのは古来よくある話で、わしもその感覚になってきつつあるのかな、とも思うし、それほど気にする案件でもないのだが、どうにも聞いててザラザラした気分になる。
何も聖人君子のごとき美しい日本語をしゃべれ、とは思わないが、このいかにもことばを音韻でつぶしてしまっているかのごとき母音解体は、かなりいやな感じ。
日本語に限らず、知力の下がるコミュニティになってくると仲間内の省略語が幅をきかせるようになってくるが、そういう匂いも少なからず感じてしまうのだ。
そういやアニメではそれほど頻繁に聞くことはないけど、「降参」「参った」の意味合い、ニュアンスで「ギブ」というのもたまに聞くとイラッとさせられる。
これなんかは日本語としての「ギブアップ」(give upではない)を短縮した結果だろうけど、そのせいで元の英語からはまったくもって意味のわからないことばになってしまった。
・・・と、ここまで書いてきたけど、この変な省略とか日本語としての母音解体って昔からあるんだよなぁ、と「ドレミの歌」日本語訳を思い出す。
「ファはファイトのファ」って、ものすごい意訳というか、母音解体でありますな。
言うまでもなく英語の「fight」は一母音なので、「ファ」と「イ」に分解はできないのだから。