火星の月の下で

日記がわり。

◎声優今昔

「声優は声の役者なのに」 野沢雅子も驚いた“声優のビジュアル”と“オーディション”の知られざる関係

加えて、現在の声優業界では声優のビジュアルを重視する仕事も増えてきていると、牧野は語る。
それは、オーディションにも影響を与えているようで、提出するプロフィールには全身写真と顔のアップの写真を添付すると明かしていた。
それに対して、神谷と野沢は「おかしい!」「昔はなかった」「声優は声の役者なのに」と驚きの反応を示していた。
最近では、写真集などを発売する声優も増えており、この状況について牧野は「声優とはまた違った独自のジャンルができつつある」と語っている。

このあたりに関しては、定期的に出てくるようだな。
ワタクシの記憶だと、CVをあててる人が顔出しして、それが大人気にというのは『マクロス』の飯島真理から、みたいなに印象なのだが、飯島氏の場合本職ではなく他業種からの人だったので、ここで野沢さん達が想定している「声優」とは少し違うかもしれない。
しかしCVを当てている人のルックス、という点にスポットを与えたという点でけっこう重要な歴史的転換点になったような感じなのだが。
そして『セーラームーン』から『アイドル防衛隊ハミングバード』の頃くらいまでにはすっかりこの傾向は定着していたように思う。
その意味ではもうそうとう歴史というか需要というかができあがっている感じかな。
ただ皮肉なことに、モノクロ期あたりと比べてみると平均値では今の方が技術は格段に上なんで、ちゃんとした技術さえあれば別にかまわないかな、という気がしなくもないかな。
このあたり微妙なところが多くて決めつけるのは難しいだろうけど。