火星の月の下で

日記がわり。

◎7月期スタート+4月期回顧

今年前半をふりかえてみると、1月期はまあまあ普通、4月期はけっこう豊作、といった感じだったんだが、どうも7月期は(まだ第一話を全部視聴してないけど)どうも凶作の印象・・・。
今のところ、本命が『うまるちゃん』『WORKING3』くらいしかない、というのが、なんともかんとも。
もっとも、視聴してみたらガラッと印象が変わる、というのもいつもあるので、事前の情報が不足で傑作ぞろいだった、ということになる方向を期待しておこう。
4月期作品は、柱の一本である『血界戦線』の最終話が伸びているため、まだすべて見おわった わけではないけど、けっこう好きな作品が多かった。
そんなわけで、4月期のワタクシ的傑作4本を以下、簡単に。
放課後のプレアデス
大塚舞さんのキャラデも可愛いくて魅力的だったけど、なんといっても「子供部屋から飛び出す宇宙感覚」みたいなものがすごく良かった。
幼年期、子供向け「科学と学習」に載っていた太陽系、銀河系、外宇宙なんかの画報を眺めながら夜空に思いをはせる、そんな頃を思い出させてくれる力のようなものを感じた。
SFやスペオペに目覚める前の、幼年期の宇宙体験、そういった魅力がつまっていた傑作だったと思う。
特に、子供部屋のベッドから宇宙へと飛び出していく場面は、けっこうきゅんきゅんきたものでした。
すばる達5人の魔法少女たちの、フレアが広がるコスチューム、皆がシャフトにまたがる中、一人シャフトに立っているななこ、あるいはシャフトそのものが魔女の箒だったり、車のエンジン音だったりで、いろんなしかけもたいへんよかった。
エンジンのかけらが金平糖みたいなデザインだったのも秀逸でありました。
響け!ユーフォニアム
技術力という点では群を抜いてた、というか、ここ数年のTV放映作品の中でも突出していたように思う。
望むらくはこの技術力でSFかファンタジーをしてほしかったけど、日常に軸足を置いていたからこそわかりやすくなった、という側面もあるので、それは仕方ないかな。
少年少女達の成長、あるいは見かけと内面の違い、そういった「変化」がわかりやすく、かつ自然に描けていたのもみごとで、そういう「キャラクターの変化」っていうのは、TVアニメってそれほど得意な手法ではないのでいくつか感心したところ。
終わりのセラフ
いかにも「腐」御用達、みたいな人物配置ではあったけど、男性視聴者でもかなり楽しめたと思う。
正直「美しい吸血鬼」モノってもう食傷気味もいいとこなんだけど、それでもキャラの見せ方でなんとかなってくる、というところかな。
原作は読んでないけど、そうとう優秀なんだろうな、と思えるプロット展開でもあった。
個人的には阿朱羅丸がかなり好みだったのだけど、後半チョロッと出てきただけだったので、10月からの第2期を期待しているところ。
血界戦線
最終話がまだなので、お話については現時点で不問。
でも仮に最終回が悪い方の期待はずれだったとしても、ここまでのお話で十分今期のトップ4に入ってくる。
なんつってもブラック&ホワイトの釘宮劇場が強烈すぎ。
この4本が特に良かった。
これ以外だと、『ダンまち』『きんモザ2』『ソーマ』・・・てあたりかな。