火星の月の下で

日記がわり。

リカルダ・フーフのDie Romantik

「野は童子たちにとりて、小さな妖魔どもの踊り場か、魔法にかられた姫が黄金虫となってさまよう魔の森か、あるいは若き王子の座所なのであろうか。大人どもあまりに早くそれを忘れてしまう。」・・・新ロマン主義とも言い換えられた表現主義の時代が終わって語られたこのフーフ女史のことばはその発見の時代を鮮やかに描き出してくれるが、同時にその病的な慟哭はうすめられているように感じる。
だがそれでもなおゲーテが嫌悪していたように、ロマン主義は魂の病気だったのだ。
まだすべて読んでいないのだが、この有名な一説のあたりだけ来たので、とりあえず簡単に。