火星の月の下で

日記がわり。

◇他山の石とすべし

天津市の大爆発だけど、他国の隠蔽体質による愚かな災害、と笑っていてはいけないのかもしれない。
問題はかなりの都市部で起きたということだ。
事実がかなり隠蔽されている、もくは規制されているので詳細がまだ不明だけど、あれが軍事物質だったとしても、あるいは単なる管理のずさんな事故だったとしても、あるいは何か別の思惑があったとしても、それによって引き起こされた場所、というものが重要になる。
都市部で毒ガス系統の爆発、拡散があったらどうなるか、という状況は、95年に地下鉄サリン事件でその扉が開かれ、都市機能の中で起こるテロ犯罪の恐怖をまざまざと我々に見せつけてくれた。
密集地域で有毒ガスがまかれたらどうなるか、あるいはどういう効果が得られるのか。
だんだんとシミュレーション・データが蓄積していっているようにさえ感じる。
都市部への一極集中による危険性、ここにもその一端が出ているようだ。
長期経済的性質、国土保善、人口問題、そういった問題とは違う、よそからの暴力に対する脆弱性、あるいはテロリズムに対する防衛の限界。
東京の主要ターミナルで、あるいは山手線内部で、住宅密集地で、三大商業地域でそういうことが起こったらどうなるか、というのが、防衛側からだけでなく、テロを仕掛ける側からもデータとしての蓄積が進んでいく、という可能性。
こういったことを、一極集中の上に胡座をかいている日本人は認識しなくちゃいけないと思う。