火星の月の下で

日記がわり。

○昭和とタバコと田舎と

70歳男性「昭和がいい時代?とんでもない!喫煙厨が多いし、トイレも臭すぎ。美化すんな若造」
ひと頃昭和回顧がとんでもない美化と幻想に彩られていた時代があったけど、ようやく「そんなことあるか、ボケ」という意見がチラチラ出てくるようになって嬉しい限り。
こういうのは当事者がいるうちにちゃんと証言されていかにゃいかんことだよなぁ。
で、下の方の意見に

いや、昭和を美化してるのは爺共だろ

・・・というのがあったけど、それ、全然違う。
広告屋の単なる素材のひとつだっただけで「今とは違う(なじみやすい)部分があった」に年寄りが反応しただけ。
冷静な頭があれば、50代以上なら今の時代の方が格段にいいのはわかってる。
爺どものせいにしたがっているのは、左翼の広告屋に欺されている自覚のない朝鮮頭の連中なんじゃないか。
タバコと便所の例があがってるけど、私の世代だと水洗はまだだったが都市部なら便所はかなり改善されていた。
しかし便所以上に、何よりタバコ。
もう町中にニコチンの匂いがしみついているような感じで「電車の中ではタバコを吸うのをやめましょう」というのが言われ始めた頃は、ほんとに嬉しかった。
あの狭い車内で夏でもタバコをプカプカやってたんだぜ、どいつもこいつも。
そして道路の埃と害虫、特に蚊の猛威。
今でも蚊はいるけど、昭和の頃はいたるところにどぶがあったので、蚊がやたら多かった。
今パッと思いついたのがこの辺だけど、他にもいろいろあって、とにかく社会、生活で不快なことがあまりにも多かった。
最近『のんのんびより』みたいな田舎生活を美化したアニメなんかが流れると「あんな田舎で暮らしてみたい」と洗脳されてしまう人をネット上でちょくちょく見かけるが、「田舎がいいなぁ」と思えるのは、田舎の負の側面を熟知している田舎出身者、経験者だけであって、生まれた時から都市部で暮らして経験すらない人間が言っちゃいかんと思うのだが、この「昭和が良かった」っていうのもそれに近い錯覚じゃないかな、と思うことしきりである。
結局「良いところ」だけを抽出しているので、それに欺されているのだ。
負の側面もいっぱいあって知ってるけど、それでも今と違う良いところも少しはあった、というのならまだわかるけど、全体比較として「昔の方が良かった」なんてありえないのだよ。