火星の月の下で

日記がわり。

○ヒトラー伝説、4歳

新聞の切り抜きをしていて見つけた、というか今年の3月の記事なのだが、気付かなかったものから。
ヒトラー伝説を追う」(HPは有料会員でないと入れないみたいなのでリンクは貼らない)
3月2日(月)の毎日夕刊記事より。
1894年、独・パッサウでその事件は起こった。
パッサウを流れるイン川に一人の少年が落ちて、おぼれかけた。川が凍っていたところその上で遊んでいたら氷が割れて水中に落ちてしまったのだ。
それを一緒にいた少年の友人が急いで助ける。
この事件は当時の地元新聞にもベタ記事でわずか8行だけ記載されるも、その2人の少年の名前は残っていない。
おぼれかけた少年はアドルフ・ヒトラー、助けた少年は後に牧師となったヨハン・キューベルガー。
だがヒトラーは終生この事件を語らず、またキューベルガーも1957年に死ぬまでこのことは文章には残さなかった。
だがキューベルガーは生前、牧師仲間のトレメルに少しだけもらしていたそうである。
「助けた行為は後悔していない。
だがもしあの時、自分が現場にいなければ、後に数百万人は死なずに済んだのだろうか」と。
牧師が嘘をついていたとも思えないが、真相は今となっては確かめられないらしい。
確実なことは1894年、アドルフが父の転勤のためこの町にいてヨハンもまたこの町の住人だったこと、そして少年が溺死しかけた寸前に勇敢な友人に助けられたこと、この2点だけだと言う。