火星の月の下で

日記がわり。

◎ミハイ1世の後継者

王統譜、あるいは帝譜なんかを読むでもなくチラチラ眺めているのは時間つぶしになって楽しいのだけど、けっこう勘違いして頭にしまっていたことなんかも発見してしまう。そういうときは、誰もいないのに、少し恥ずかしい気持ちになる。
ホーエンツォレルン家出自の最後の国王、元ルーマニア国王ミハイ1世はまだ存命であるのだけど、チラチラその王統譜を見てると、男系の後継者はまったくいなかったらしく、てっきり子息ではない遠縁の男子のうちの誰かに後継を決めているものだと思ってた。
ホーエンツォレルン家は、日本の皇室と同じく、男系にしかその王統譜を伝えないので、男子後継者、もしくは男系女子がいないと断絶してしまう。(一応、娘が5人いるらしいのたが)
ルーマニア王国以外でもいくつかあったホーエンツォレルン家の王家、侯家、伯家においても、男系が堪えたために断絶してしまっている系図はある。
あのドイツ帝国に君臨したヴィルヘルム2世の血筋を引くもの達は十分にいるので、現在のフォン・プロイセン系の当主はヴィルヘルム2世の玄孫にあたるゲオルク・フリードリヒ・フォン・プロイセン氏が継承しており、当分は安泰だろう。
ミハイ1世の方のホーエンツォレルン家は、通例傍系扱いにされることが多いようなのでドイツ皇帝家が断絶するわけではないのだが、系図を見ているとなんだか寂しい気持ちになってしまう・・・ま、遠い外国から眺めているだけなので、というのがありますが。
もっともルーマニアに王政が復活するなんてことはまずありえないだろうし、「かつての血筋」というだけに終わるのだろうけど、妄想材料としては残念なものでありますなな。
ちなみにミハイ1世は娘の一人に指名後継はしているようである。
本家の方ではまだ男系継承、貴賤結婚、なんてのがしっかり生きているので、それぞれの国で実権があったらもめそうではあるけど、王家、帝室が復活することはまずないと思うので、なしくずし的に承認されていくことだろう。
ということで、現代王統譜について良い解説書がないか、独Amazon、仏Amazonでチラチラ探しているところ。、