火星の月の下で

日記がわり。

◇都知事選論評に見る評論家の感性ボケ

東京都知事選での小池百合子圧勝劇の理由は、増田、鳥越両名とのコミュニケーション能力の違いだったのか」
(p://blog.imalive7799.com/entry/Yuriko-Koike-Tokyo-Govener-2016)
他にも分析しているところはたくさんあって、もちろん全部は見られなかったけど、勝った小池サイドの分析としては、現時点ではこういう論調が主流なように感じる。
確かにそういう一面もあるんだろうけど、今回の都知事選に関しては、有力2候補の自爆が最大の原因ではなかっただろうか。
もちろんその敵方の自爆をうまく利用して、あるいは巻き込まれないように避けて、時に逆手にとった手法なんかも見事だったけど、なによりも敵方の自爆、これが一番だったと思う。
そうでなければ、比較的保守よりの小池さんに、左側からも支持が流れてきた、なんてことにはならなかったと思うし。
加えて、庶民の恐怖感を、評論家諸氏はわかってないんじゃないだろうか。
ここ20年くらいで、都内に特ア系の外国人がすこぶる増えた。
神保町や新宿駅界隈、新大久保、などはもう日本じゃないみたいな感覚で、かつては普通の庶民の下町だった新大久保に至ってはもう「そういうところだ」みたいな認識になっている。
そしてそれと同時に増える特アの犯罪、にも関わらず特アがらみになるととたんに報道されない背景の黒い力、そういったものへの恐怖がかなり切実になっているのではなかろうか。
私も数年前、杉並区の実家近くで特ア(国名を書くのはひかえる)の暴発を目の当たりにしたことがあったし。
そんな中、特アを呼び込むのではないか、と思われる発言や公約を出せばどういうことになるか。
自爆の中には、目立たなかったけどこれも大きな要素、誘爆効果があったのではなかろうか。
その意味で高収入のお偉い評論家さん達は、庶民の町を歩いてみた方がいいのではないか、観光として行くのではなくね。