火星の月の下で

日記がわり。

○大人気、直江状

真田丸』第34話「挙兵」視聴。
秀吉がモウロクし始めてからちょっと軽すぎて、前半の軽快な面白さが少し裏目に出てるかな、という気分も少しあったのだけど、今回の直江状の下りは久し振りにその軽さが好転した一例だった。
人物像に重点を置きすぎているのは日本の娯楽作品らしくて良いのだけど、それがちょっと強すぎるところがひっかかってた。西欧演劇の手法ならここで史的意義みたいな歴史哲学をはさんでくるところなので。
しかし、日本国内で日本人向けにやっている娯楽作品なのだから、これはこれで良いと思う。
そう思わせてくれた今回の直江状
特に終わりの方の「そんなことして天下を取ったって、末代までの恥さらし」と断言して、それを書いているときに景勝が笑いをこらえきれなくなっていたり、家康が怒りにプルプル震えていたりと、この重大事件をコミカルに、というか大衆演劇の手法で見せてくれていたのには、笑わせていただきました。
さすがは三谷さん、喜劇畑出身らしい見事な切れ味でございますな。
つうことで、久し振りに面白かったので、これまた久し振りに一言感想。
あと「不穏大好き」きりちゃんに、霧隠才蔵説が出ていて、爆笑。