火星の月の下で

日記がわり。

○少子化が悪という前提条件がなければ・・・

「『損する結婚 儲かる結婚』の著者が明言「モテない男のための救済政策だった結婚制度は崩壊しつつある」」
(ps://news.nifty.com/article/magazine/12193-20170507-1326031/1)

「金銭を介さない自由恋愛で女性と性交渉できている男性は上位3割程度しかいないのではないか」と指摘する。
(中略)
自由な恋愛市場では、1位〜10位ぐらいの男性が女性の上位3割くらいを独占し、男の11位〜30位ぐらいが女性のその下の3〜4割くらいと付き合い、男の下の7割は誰とも付き合えません

良いこと言うなぁ、まさにその通りではなかろうか。
そこから、結婚制度というものが下位男性の救済策だったということがわかる、とつながるわけで、これがゆるやかに崩壊していって、法的には一夫一妻制、実質は一夫多妻制になっている、というのだ。
まだ見合いの伝統が残っている地方都市とかだとピンと来ないけど、都市部に住んでいるとかなり実感できる。
実は今、見合い制度が残っている地域の近くに住んでいるため(ワタクシの地域はもう見合いはすたれてしまっているが)けっこう実感としてこの結婚制度に対する感覚の違いを同時体験できていたりするのだ。特に私みたいに教育関係にいて、OB、OGが結婚報告に来たりするときとかね。
前々から何度も書いているけど、結婚したくない人間に対して圧力のかからない社会になってほしいと思っている。
多くの男性が結婚なんてしなくても良い社会、と言い換えてもいい。
もちろん現実には、社会安定のために少子化は極力抑えていきたいというのはわかるのだが、社会体制がこうなっている以上仕方ないと思うけどなぁ。
先進国で移民を抜きにして少子化を防ぎたいのであれば、
一夫多妻制度の承認。
女子の就労禁止。
見合い結婚の義務化。
この3つくらいしか有効策はないはずで、そしてこの3つは先進国であればあるほどまず不可能になってくる。
つまり少子化は先進国の必然なので、かつてと同じようにピラミッド型の人口構成になる、という前提の社会を変えていかなくてはならないということなんじゃないかな。
女性の場合は妊娠適齢期という年齢問題があるので、そんなに簡単ではないけども。