火星の月の下で

日記がわり。

○紫電改とか橘花、希望

零戦、6機目が新造作業中 2018年の初飛行を目指す」
(p://www.sankei.com/premium/amp/171125/prm1711250003-a.html)

戦国時代の甲冑や刀剣類は歴史遺産もしくは美術品だが、零戦は忌まわしい兵器である、と、解釈する日本人は決して少なくないだろう。
しかし、かつての刃を交えたアメリカでは、零戦は航空史に名を刻むべきマイルストーンであり、後世に伝承すべき技術遺産と認識されている。
したがって飛行可能な零戦は、すべて米国登録機であり、もっか5機が現存している。
そして現在、2018年中の初飛行を目指して、6機目となる零戦の組み立て作業が進んでいるのだ。

というわけで、日本ではなく米国でのお話。
しかも、当時そのままのエンジンは調達不能らしく、いろいろと手を入れているので、当時とまったく同じ、というわけにはいかないが復元が進んでいるらしい。
当時とまったく同じものが再現できたとしても、というかそっちの方がまったく実用には足らず、もっぱら歴史的記念物としての意味合いが大きいのだろうけど、こういうところに米国の懐の深さを感じてしまう。
ただまぁこうやってある程度の手を入れての復元なら、個人的には紫電改橘花の方を再現してほしい。
米国に与えたインパクトとしては零戦にはまったく及ばないのでまず不可能だとは思うけど、いろいろ夢見てしまいますのう。