火星の月の下で

日記がわり。

○言語系別W杯決勝トーナメント

スペインがPK戦とは言えロシアに敗れて、まだまだ波乱の続くFIFAワールドカップ
残念ながらデンマークも敗れてしまったので、ここで視点を変えて決勝トーナメントに残った16チームを言語系別に分けてみた。
ラテン語系。
ウルグアイポルトガル、アルゼンチン、フランス、ブラジル、メヒコ、スペイン、コロンビアの8ヵ国で、ちょうど半分。
・ゲルマン語系。
イングランド、スイス、の2ヵ国。
厳密にはスイスはゲルマン+ラテンの混在地域だけど、人口比でゲルマン系に入れておく。
・ラテン、ゲルマン混成地域。
ベルギーの1ヵ国。
スイス同様混成地域で、かつ人口比もゲルマン語系の方がやや上回るものの、政治状況から分裂してしまっているので、一応こう分類しておく。
・スラブ語系。
ロシア、クロアチアの2ヵ国。
・日本語系。
日本の一ヵ国。
ということで、圧倒的にラテン語系の優位。
ちなみに民族ではなく、何語をしゃべっているか、公用語か、という区分なので、民族は考えていない。
近代フットボールとしての歴史はゲルマン系のイングランド発祥であるけれど、広がっていった範囲としてはラテン語系諸国だった、というのがよくわかるな。
過去の歴史を見ても、優勝国はウルグアイ(2回)、イタリア(4回)、ブラジル(5回)、アルゼンチン(2回)、フランス(1回)、スペイン(1回)と、過去20回の大会のうち実に3/4の15回がラテン語系諸国。
そして残り5回が全てゲルマン語系で、ドイツ(4回)とイングランド(1回)。
準優勝まで幅を広げてみても、ラテン語系、ゲルマン語系以外で決勝に進出したのは、わずかに1954年大会のハンガリーフィン・ウゴル語系)のみで、いかにラテン、ゲルマンの両語族によって大会が独占されていたかというのがわかる。
もっとも「ラテン語系」というくくり自体がかなり大きいので、必然的にそうなってしまう側面もあるのだが。
今回はどこが優勝するんだろうね、スペインまで負けてしまったのでまったく読めなくなってるんだけど、現在残った国々を見てみると、フランス-ブラジルの勝者かなぁ・・・という気がする。
だとしたら、今回もラテン語系国、ということになってしまうのだが。
願望としては最後の北欧勢スウェーデンにがんばってほしいし、未だ決勝まで来たことがないスラブ語系を代表してクロアチチアとかロシアとかにもがんばってほしいのだが・・・
優勝まで視野にいれるとかなり厳しい。