火星の月の下で

日記がわり。

2013-10-15から1日間の記事一覧

『隅の老人』最終話の物語技法

本名も素性もわからぬ謎の老人が、カフェの片隅で座りながら女性記者相手に悪魔的な皮肉を交えつつその推理を開陳する、バロネス・オルツィの『隅の老人』を創元推理文庫版で読んだ。時に安楽椅子探偵の代表のように言われるこのシリーズを最初に読んだのは…