火星の月の下で

日記がわり。

◎バジリスク 第2話

今回も第1話に匹敵するクォリティで、京都テレビの不安定な電波状況がほんとにうらめしかったりしてるのですが、もし最後までこのクォリティが保てているのなら、DVDの購入は必至でしょう。
さて本編。まず巻物の争奪に見せる、小豆蝋斎と鵜殿丈介の戦い。これはまだ巻物の内容が知られていないので軽い戦い、ということもあってか、いささかコメディ調に見える。問題は巻物が朧の手に渡って以降である。雨夜が朧に「甲賀者に見せてはならぬ」と言う下り、そしてその巻物を見て、蝋斎、雨夜、朱絹、蛍火、蓑念鬼の五人が顔をつき合わせて驚くシーン、原作通りというか、原作を読んでいたときの「最初内容を知るのは片方だけなのか?」という驚きをもその中に内包してくれているようで、まさにお見事な演出だったと思う。当面は1対1の「少年ジャンプ武道会」形式などではなく、個対個あり、集対集ありの、知略戦の様相も帯びてくるわけで、こういった面白さも、十分に拾っていってくれているようだ。少なくとも現時点では。
さて、来週は地虫十兵衛登場であろうか? 四肢を欠くその異様な姿をテレビ向けにどう変更するのか、あるいはそのままやってしまうのか。興味があります。また、これはもう少し先だろうけど、朧が七夜盲の膏を塗るところも、セリフの上では消してしまうのであろうか。こっちの操作は言葉を消すだけなんで造作ないことだろうけど、少し残念である。