火星の月の下で

日記がわり。

ヲタクの業

「結婚したらやめるかもしれんなぁ」
豊中のヲタ巨人からこういう台詞を聞き、いささかショックを受けた。そういえば、結婚を期に足を洗った人、というのは意外に多い。もちろん、結婚後、妻子の反対もものかわ、続けている人もそこそこ知ってはいるが、やはり絶対数は、引退、もしくはそこまでいかなくても距離を置く人が多いようだ。結婚後もほとんど変わらぬコンセブトで続けている人、っていうのも、よく見るとプロか、セミプロになってしまっている人が多く、趣味としてヲタ街道を走りつづけている人となると、かなり少数のような気もする。
しかしまぁ、それは仕方ないのだろう。もう少し若ければ「君のアニメへの愛はそんなものだったのかー」*1と心の叫びの一つも発していたやもしれないが、さすがにそういう年齢でもないので、仕方ないかなぁ、と思う次第である。
ただ、いささかこじつけなのは承知の上であえて思うのだけど、ヲタクをやめねばならない社会観を作っているこの国は、こうやって大きな人的損害(…というと大げさなので消耗でもいいけど)を抱えてしまうのではないのかなぁ。

*1:あえてアニメとしたけれど、別に特撮でも漫画でも声優でもフィギアでも幼女でもショタでもなんでもいい。