火星の月の下で

日記がわり。

男性専用車両

今朝の毎日朝刊に、ちょっと面白い記事が載っていたので、それについて少し。
女性専用車両について考える』という特集ページで、3人の著名人の意見が掲載されていたのだが、その中の中山千夏*1の意見。
概要を書くと、「いろいろ問題もあるので、その効果は認めるが、結局は反対。女性差別になっている。男性優位社会の象徴だ。むしろ男性専用車両にしてみたらどうか」といった内容。まぁ、もうちょっと丁寧に検証しているのだけど、フェミニスト・サイドからよく聞かれる「逆に差別になっているんじゃないか」という意見。この意見自体はよく聞くのだけど、「男性専用車両」という考えには少しひかれるものがあった。
中山氏は、フェミニズムの立場から、アイロニーも交えての発言だったと思うのだけど、痴漢の冤罪に少なからず警戒心を持って日々通勤している身としては、むしろこれってありがたいんじゃないか、と直感的に思ってしまった。実際のところ、満員電車でからだが触れてしまい、女性ににらまれてしまった経験なんて、1度や2度じゃない。朝はまだしも、帰宅時、疲れて朦朧としているときなど、ついからだが揺れてしまったこともよくある。正直、近くに女性客が来ると、かなり嫌な気分になってしまう。
実際に痴漢被害にあう女性の恐怖感とかとは比較にならないとは思うものの、所詮は男の身、理屈である程度わかっても、実感としては、痴漢冤罪の方が重要問題である。
もちろん、ヲタ的発想として、男専門の痴漢もいるのでは云々ということも考えるけど、まぁ、確率から考えて、冤罪の方がありそうに思う。
ヲタついでの感想として言えば、こっちは2Dにしか反応しないので、3Dの女性が近くに来ると、不快感こそあれ、接触妄想すら起きないわけだし、特に香水の臭いとがあると嘔吐感すら催すことがあるわけで、それで冤罪をかぶさられたり疑われたりするのは正直たまらんわけですよ。ただ、これって少数意見なんだろうなぁ、やっぱし。
加えて現実味はあんまり無いだろうなぁ、と思うのは、フェミニズム云々ということよりも、混雑時利用客は圧倒的に男性の方が多いだろうから、男性専用列車なんか作るのだったら、全車両の6割〜8割くらいをこれにあてないといかんだろうから、技術的にも、あるいは利便性から言っても、ちょっと無理だろう。
しかしなぁ、痴漢と同列に語ると女性客からおこられそうだけど、痴漢疑惑の視線から開放された列車、っていうのはある意味理想なんだけどなぁ。*2

*1:ひょっこりひょうたん島の博士、空中都市008やえんまくんの主題歌、じゃりんこチエ等の中山氏であるけれど、そこいらへんの活動については、ファンだったりするのだけど、今回はそれについては不問。

*2:あと、ヲタクサイドの意見として、ガールウォッチングがしにくくなる、というのも出てくるかもしれないけど(特に制服系とか)分離するのは社内だけなんだから、オチ自体は駅構内でも、通学時間帯の駅舎周辺でもできるわけで、この点に関してはそんなに心配はいらないだろう。