火星の月の下で

日記がわり。

東方教会について

どうも最近、東方教会が気になって仕方がない。
東方教会そのものはかねてからそこそこの関心はあったのだけど、最近、初期ビザンツ関連の解説書や、初期教会の異端等についていろいろ調べていくうちに、この修業僧のごとく、個の深遠を極めていこうとする教団、およびその分派、諸派について、もっともっと読みたく、調べたくなっているところだ。
本来、この方面を読んでおこう、調べておこう、と思ったのは、魔術系漫画の基本資料というか、下調べ、あるいはネタ探し程度の軽い気持ちで始めたものが、どんどんその世界の深さ、広さ、に見魅せられてしまった、ということだろうか。
五本山時代の伝統をひく、アンティオキアとシリアの教団、一時ビザンティンの最大の対抗勢力であった、単意論、単性派の拠点アレクサンドリア(現在はカイロに拠点が移っているらしいが)。そして、母なる地中海帝国よりも先に国教化した、アルメニアグルジアの東方諸派、さらにエティオピアのアビシニア教会等、興味はつきない。
以前、拝火教にはまったときに似た、恍惚感を感じる。
とりあえず、独、羅の書籍をいくつか注文してはいるのだが、海外便なので到達までかなりの時間が有る。それまでに、国内で読み込めるものを探しておきたい。