火星の月の下で

日記がわり。

窪田六段・準決勝にて敗退。

入院している間もNHK杯で快進撃を続けていたらしいわれらが変態振り飛車、挙動不審の奇怪棋士・窪田六段が、関西最後の砦・南九段を撃破して準決勝に進んでいたのだ。
対南九段戦はすごく見たかったのだが、入院中ということもあり、残念ながら視聴できず。うーん、静の地蔵対挙動不審の変態振り飛車はすごく見たかったのだけど。
そんなわけで、森内名人との準決勝を楽しませていただいた次第。
さすがに準決勝ともなると、そう簡単には勝てせてくれなかったようで、残念ながら破れてしまったものの、堂々とドリンクを飲んだり、指をふりつける奇妙な動作はやってたしで、やっぱり動いている姿を見ると、将棋棋士の常識を覆すところがいたるところにあって、飽きません。
加藤一二三九段も動きを見ていると面白い棋士ですが、個人的には窪田六段の方が面白い。
将棋は残念な結果で、しかもいつもの窪田六段らしからぬ、割と常識的なコマ組みに、常識的な戦端の開き方だったので、ややいつもに比べて味は薄かったかな、ってところ。
とはいえ、解説の永世十段の読みをさかんにはずす珍妙手はいくつかあったし、感想戦での一人語りは楽しめたしで、そこそこには満足できたところ。
これで今年のNHK杯は終ったかな、っていう感じがする。(笑)
しかしこれでベスト4まで来てくれたおかげで、来期は予選なしで出場決定なので、次期NHK杯も楽しませてくれそうである。
やっぱりこういう見ていて面白い棋士にはどんどん出てきてほしいと思う。もちろん、将棋の内容も面白いしね。
個人的な好みで言えば、将棋内容が面白い棋士は、内藤九段、谷川九段、佐藤康光棋聖、久保八段、田村六段、糸谷四段、藤井九段、宮田五段、窪田六段。
キャラが面白い棋士としては、加藤一二三九段、神吉六段、阿部八段、渡辺竜王、山崎七段、橋本七段、そして窪田六段。
つまり窪田六段はキャラも将棋も面白いので、出てくれるだけで、なにかがありそうでワクワクしてしまうわけだ。
しかも、一般の感覚とズレてる、っていうだけで、人柄はとっても良さそうなのがテレビからにじみ出ているのもすばらしいところなので(いつ見ても、あのひとりごと感想戦はすばらしすぎです)来期も更なる活躍を期待しているところです。