火星の月の下で

日記がわり。

近将休刊

近代将棋が休刊するらしい
まだこの一報だけだし、最近は田舎にひっこんでしまったこともあって将棋関係者ともめっきりあわなくなってしまったので直接の原因はわからないけど・・・やっぱり少子化の影響が来てるのかな。
そういや21世紀になってから、定期購読はしなくなってしまった。
かつては『詰パラ』とともに、詰め将棋では定評があったのに・・・。
将棋マンガがまたぞろチラホラ出てきて、一般系やヲタ系のニュースサイトで取り上げられることも増えてきたから、少し人気を取り戻してきたかな、とは思ってたんだが、やっぱりそういうことでもなかったのか。
以前少し書いたけど、『ハチワンダイバー』を読んで将棋雑誌を定期購読するようになる人が増える、という効果はそれほど見込めないと思う。理由は以前書いた、あの絵柄。
かといって『しおんの王』で増えるとも思えないし、ありそうなのは『3月のライオン』くらいかな、いや、それも期待しすぎか。
将棋マンガ自体は、それこそ『5五の龍』のときからかなりの数が発表されてはきたけど、一時的にブームになることはあっても、定着はしなかったんじゃないかなぁ。
『5五の龍』はプロ志望者を大きく増やした、という効果はよく知られているけど。
ここらへん、なんかいいデータがあれば見てみたいところではあるが・・・。
そういや『5五の龍』の続編みたいなのもたしか、近将に掲載されてたっけ・・・。
将棋人気はマンガ等で局地的にはブームになるかも知れないけど、長い目で見れば退行していくだろう。
少子化がある以上たいていの努力では解決できなさそうではあるけど、今の連盟のやり方では退行に拍車をかけるだけ・・・に見える。
これも以前少し書いたけど、将棋人気の凋落*1は東京の一極集中が拍車をかけている。
現在既に、プロ将棋が東京のローカル芸能になってきつつあるし、関西の健闘は組織というより、個人のがんばりにおんぶにだっこ状態だしね、その関西ももう疲弊しきってて、支えられない。
タイトルホルダーとA級棋士が東京およびその近郊にしか住んでいない状態(A級は今期はかろうじて谷川さんが孤軍奮闘してくれてるけど)が異常だ、という感覚がないと、もう立ち行かなくなるだろう。
「へー、東京では将棋で金かせいでるのがいるのかー」という時代はもうすぐそこまで来ている。ローカル芸能化だ。
地方からは秀才が志望することもなくなり、東京という閉じられた世界だけの「奇妙な集まり」になる。
そしてその東京は支那人に染められていく。既に東京は日本ではなくなりつつある。
まぁ、私が死んでからのことではあるだろうけど、いろいろと近将の休刊には想いがいってしまうことであるのう。

*1:この表現は適切ではないだろうけど、あえてこう書いておく。「将棋」そのものの人気は凋落しないと思う。日本人が存在する限り残っていくと信じている。ただプロ棋士も含めた将棋関連産業に金を払う人が、あるいは将棋で駒と盤以外に金を払う人が減ってくるだろう、ということである。