火星の月の下で

日記がわり。

いいんちょ今昔

豊中に行って、友人と会食。
そこで持っていった『いいんちょ』ネタで盛り上がる。

美人でクールでメガネでオデコで知的で、でもときどき女の子の面がポロッとでてしまって、という、6人の女の子(第1巻ではまだ実質3人くらいしか活躍してないけど)が活躍するこの作品、定型をたくみに織り込みながら、しかも見事な学園ものに仕上がってて、なかなか心地良かったのだが、ここで少し話題になったのが、「いったいいつ頃から、委員長が美少女になったんだろうか」ということ。
今では、委員長というと、ルックス上の定型はまだ確立されるほどにはいたってないけど、だいたい美人で賢い女の子、というのが定番になっているような気がするんだが、昔の学園マンガって、だいたい委員長は男子、副委員長は女子で、どっちもメガネをかけてて成績はきわめて優秀だけど、水分の足らないボディに、融通の効かない体制派のカタブツ頭、というのが定番だったような気がする。
アニメで「美人の委員長」と言うと『エヴァ』の洞木ヒカルあたりまではすぐにさかのぼれるんだけど、そこから記憶が不鮮明になる。エヴァを見たときに、初めてではなく、既にあったものが固められた印象だったので、洞木ヒカルが最初ではないはずなんだが、そのルーツが誰だったのか、ちょっと思いつかない。
レギュラーではなく、ゲストでなら『らんま1/2』にもあったようだけど、それくらいまでさかのぼると、かなり異質な感じがしていた。つまり、ギャグでなら美人の委員長はあるけど、シリアス作品のレギュラー・キャラということになると、ちょっと記憶がはっきりしない。
厳密には委員長ではないけど、今日のいいんちょ・キャラに近いものとして、津雲むつみさんの『オレは男だ!』*1の操なんか、今日のいいんちょキャラに近いような気がするんだが・・・。
すごく面白そうなテーマなんで、いろいろと調べていけばもっといろんなことがわかってくるのかもしれない。ただ、出回ってるマンガを集めてきて、これが一番古い、とかっていうのではなく、共時的な体験を入れたものとして、だけどね。

*1:森田健作のドラマの方ではなく、津雲版の原作の方。