火星の月の下で

日記がわり。

▽人口動態統計

ネットゲリラさんとこのコメに面白い情報がはってあったので、そこを便乗メモ。
平成19年度出生数データ
表2-2、母親の年齢を見ると、30代前半にピークがある、てあたりに、晩婚化が如実に出ているところだね。
もちろん第2子以降も含まれるだろうから、一概にはいえないけど、それでも20代前半のこの少なさが、晩婚を如実に物語ってるね。
逆に、十代はもう少しいるかな、と思ったんだけど、意外と、というか、思ったより少なかった。
もちろん、法的に結婚可能年齢18歳(女子16-17は特例)というのもあるから、16以下は基本的に婚外子、ということになってしまうので、そう多くはならないわけだが、それでももう少しいるかな、と思ってたわけだ。もちろんこの背景に中絶・堕胎の一般化、みたいなものもあるんだろうけど。
表3を見ると、初産時の母体年齢、既に昭和40年で25を超えてたみたいだから、晩婚化は最近の現象ではなく、戦後日本とともに歩んできた、みたいなところもあるのだろう。
したがって、少子化の遠因としては、戦後日本の米国式民主主義の中にもいくつかの要因があったのだろう、と考えるのも、そうそう的外れなわけでもないかな。
個人的には、少子化はけっこうなことだと思うのだが、それが移民の口実に使われてたりすると、けっこう怒りを感じてしまう。
しかし、少子化そのものはいいことだと思うのだが、これも、東京の人口一極流入と、地方の老齢化、みたいな地域差の問題が厳然としてあるので、全体としてはそうでも、地方レベルではちょっと言えないかなぁ、という気もある。
また、地方の少子化反対意見の中には、地方独特の搾取体勢側の論理もあったりするので、なかなか難しいところではあるが。