火星の月の下で

日記がわり。

頭痛の系譜

頭痛に遺伝なんてものかどの程度関係するのか、それとも遺伝ではなく環境によって家族の中に定着していくのか、そこんところの細かいところまではよくわからんのだが、とにかくものごころついたときから、常に頭痛に悩まされてきた。
こどもの頃は「痛み」がけっこうつらくて、突然泣き出したり、ふさぎこんだりしていたらしい。
いつから痛かったのか、というのがちょっとさかのぼれないくらい、幼年期から頭痛は抱えていた。
半世紀以上生きてきて、いちばん 頭痛がひどかったのが中学時代で、通学途中で動けなくなってしまったり、自宅で失神してしまったこともあった。
今思うと、からだの成長期と関係していたのかなぁ、とぼんやり思う。
身長が伸び始めた頃と、のびがとまった頃、とだいたい符牒するからだ。
高校時分から鎮痛剤を飲み始めたが、最初は効いてるんだか効いてないんだかよくわからなかったのだが、そのうち自分にあうものがなんとなくわかってきて、今では日常生活の必須品のようになっている。
二十代の後半からは、さすがに失神したり、硬直してからだが動かなくなったり、ということはなくなったものの、頭痛そのものはまんべんなく続いている。
三十代の前半に2度ほど精密検査を受けたんだが、そのときは異常なし。
まぁ、いまでは一生つきあっていくもの、という感じで、つらくないといえば嘘になるが、日常生活に大きな影響を残すところまではいっていない。
母方に頭痛もちが多く、死んだ祖父なんか私と同じ症状、同じ痛み、そしてものごころついた頃から、というのも、十代前半の頃が一番きつかった、というのも共通している。
そんなわけで遺伝かなぁ、と漠然と思ってるんだが、私は子を残さないので、少なくとも私からは頭痛の遺伝子(あるとして、だが)は消えることだろう。
ちなみに、妹達、その子供たちは、父方の影響が強かったのか、生涯を通じて連続的に起こっている頭痛、というのはないようだ。よかったよかった。
こんな遺伝子は消滅した方が人類のためだね。(笑)