火星の月の下で

日記がわり。

▽羽田空港のハブ化

羽田をハブ空港に=成田と一体的に運用−国交相

前原誠司国土交通相は13日の閣議後記者会見で、日本の空港戦略に関して「今(韓国の)仁川にハブ(拠点)空港が取られている。日本のハブになり得るのはまずは羽田だ」と述べ、来年10月の第4滑走路の供用開始を契機に、同空港の24時間国際空港化を目指す考えを表明した。

常識的な線だろう。
千葉の反発とかいろいろ伝えられているが、国際線空港が首都圏に2港あった方がいい、というのは、割と納得できるんだかな。
問題は、これでますます相対的な地位が下がる関西空港
関西に来て思ったけど、あんな不便な立地にある空港というのは、他地域じゃちょっと考えられないじゃないだろうか。
立地云々で言えば、伊丹の次に来るのは当然神戸沖なんだが、ここは空港設備がB級なんで話にならない。
従って近畿圏の住民は、国内線は伊丹か神戸沖、国際線はセントレアか羽田利用、ということになってしまうわけだ。
泉州沖なんてトンデモ立地を決定した段階でわかってたことなのに、土建利権とかあったんだろうなあ。
しかし全体的な観点で見ると、関西における国際空港の事実上の不在問題は、神戸市に責任がある。
伊丹に代わる国際空港の問題、空路の整備については、敗戦直後から各地で議題にあがっていて、その中でも神戸沖の新空港プランはかなり早くからあった。セントレアはもちろん、泉州沖や成田よりも早かった。
ところが、具体的にいろいろプランが出てくると、神戸市の猛反対で頓挫、いろいろあって結局泉州沖、なんてトンデモ立地になってしまったわけだ。
神戸市がその過ちに気づいたときは既に遅く、現在の神戸沖程度のものしか作れなくなってしまっていた。
仮にもし、神戸沖が当面の予定通り、新関西国際として、70年代に着工していればこんなことにはなっていなかったろう。
とまぁ、いろいろ愚痴も出てくるのだが、関空地盤沈下はもう避けられない。
これからは、廃港にできるのかどうか、を検討した方がいいように思うがなぁ・・・。