火星の月の下で

日記がわり。

神吉六段の話術

第18期銀河戦Fブロック3回戦、神吉六段vs山本五段戦のを録画していたもので視聴。
終始優勢に進めていた山本五段が、最終盤に詰みを見落として神吉六段の勝ち。
追いつ追われつのなかなか面白い対局だったんだが、感想戦がまたよかった。
詰み手順を指摘されると「そーやったんかー」と、当の山本五段よりも驚いてみせたり、イケイケドンドンで棋譜を進めて見せたり、さすがにこの人の感想戦、解説は面白い。
ところがこの神吉六段、フリークラスに落ちて、既に8年。フリークラスの年限は10年なので、復帰要件を満たさないと、あと1年半で強制引退になってしまう。
50代という年齢を考えると、復帰要件を満たすのはかなり難しいと思うのだが、もしあと2年で引退、ということになると、貴重な人材なだけに、まことにもって残念である。
これだけ話術に秀でた人なので、解説等の仕事では我々を楽しませてくれるかも知れないが、感想戦での話術はもうなくなってしまうわけで、残念至極。