火星の月の下で

日記がわり。

◇海草中復活

センバツ高校野球:21世紀枠は山形中央、向陽、川島
センバツの選考がなされたわけだが、21世紀枠という、いまだにコンセプトのよくわからん枠で、3校選出のニュース。
で、この中に和歌山の向陽高校が入ってるのに、なんか違和感があるんだけど・・・わしだけなんかなぁ。
向陽高校といえば、戦前、嶋投手を擁して全国制覇もした古豪である。
全試合完封。2試合連続無安打無得点試合、というばけものじみた記録で優勝した嶋投手、その翌年連覇を果たした時のエース・真田重蔵*1、という2人の怪物投手を輩出したところで、和歌山にはその少し前、今に至るも日本人最高の左腕投手、と歌われる和歌山中学(現・桐蔭高校)小川正太郎も輩出してて、とんでもない野球強国だった頃の一翼を担う学校だった。
たしかに最近は甲子園にとんと縁がなかったけど、21世紀枠って、こういう昔の古豪に出してもいいもんなんかなぁ、という気がけっこうしたのだ。
特に、現在では地元の進学高校になっている、というあたりもちょっとひっかかるし。
いろいろと記事を読んでいると、昨年秋の近畿大会で、インフルエンザのために参加できなかった、といった要素もあるみたいなので、下衆な勘繰り・・・である、というのは重々承知の上ではあるけど、21世紀枠、というのは、できれば地方の無名の公立高校に出してやってほしいなぁ、と少し思ったのだ。

*1:後にプロ入りし、昭和25年の第一回セントラルリーグで、松竹主戦投手として39勝。現時点で、セントラルリーグ投手の最多勝利記録でもある。ちなみに、パシフィックリーグの記録は昭和36年の稲尾の42勝。