火星の月の下で

日記がわり。

■株主総会

株主総会に行って来た。
関西に来て以降、東京に本社のある株主総会にはまったく行かなくなってたので、出席するのって・・・ほとんど10年ぶりくらいかな。
今回行ったのは大阪に本社のある近鉄。場所は上本町の都ホテル
初めて行く会社だし、会場が都ホテルだし、と思って頑張って背広にネクタイきりりとしめて、正装で行ってきたのに、タイしめてる人なんか2割もいなかった。(笑)
期待してたおみやげも、近くの系列美術館の入場券が1枚だけ。
近畿の電鉄会社はだいたいこんなもんだ、と聞いてたので、ショックじゃなかったけど、やっぱりさびしいね。
総会屋が大騒ぎしていた時代の最後あたりをかろうじて知っている世代なんで、その頃と比べればおとなしい、というか、まあまあ常識的な範囲だったんだけど、やっぱり総会をご自分の不満発散の場にする、という人はどこにでもいるもんで、今回も株価が下がったことに対して「役員は皆退任しろ、そしてカットした報酬を株主にまわせ」と吼えているおっさんがいて、自分の質問(いや、質問じゃないんだけど、一応そういう場だったので)が終わっても、大声で他人の質問に割って入ったりと、なかなか面白かった。
ただこういう場に出て思うのは、話し方、しゃべり方って大事だなぁ、ということ。
株価が下がったことや会社の決算に対して、上述のおっさんのように、感情的にまくしたてて、論旨がはっきりしない、というのは、聞いててかなり不愉快で、仮にその意見が正当なものであったとしても「いいかげんにしろよ」と思ってしまう。いや、このおっさん、とにかくしつこかったのだ。
それに対して、ほぼ同じ不満を語ってたのに、財務表の数字から具体的に数字を挙げて、管理責任を追求している人もいたりして、こちらは説得力もあったし、経営側に対しての説明責任を求めるやり方は、メッセージとしてよく伝わっていたのではないかと思う。
とにかく久しぶりに総会に出て、いろいろと知見することができたのは有意義で面白かった。
来年も時間が許せばいろんなところに出てみたいものであるな。