火星の月の下で

日記がわり。

再読、三読の効用

昔読んだ本を出してきて、再読する、というのは、次から次と新刊書、新訳書がでてくる昨今、なかなかできないことであるが、単に記憶の補充、という効果だけでも、昔感銘受けたり影響を受けたりする書を読み返すのは効果があるだろう。
最近では石川氏の『シラーの幽霊劇』カイザーの『言語芸術作品』関口の『冠詞』なんかを枕頭に置いているのだが、昨晩またぞろ幻想文学第10号「石の夢、石の花」を出してきて拾い読み。
昔鼻についたところも今となってはほほえましかったり、昔は感心したものがひどく幼稚に感じたり、進化してんのか退化してんのかよくわからなくなってはいるものの、頭を整理するにはちょうどいい。
ただ枕元にあんまりひっぱってくると、今度は順番がタイヘンになってくるので、雑誌なんかはすぐにひっこめた方がいいかもしれないなぁ。