火星の月の下で

日記がわり。

○川上とも子さん、亡くなる

声優、川上とも子さんが死去 「ケロロ軍曹」の日向冬樹役
声優の川上とも子さんが死去、所属事務所がブログで報告

川上さんは2008年ごろに病気療養のため休業。2009年公開の映画「超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」での日向冬樹役など、闘病中にも収録を行ってきたが、6月9日16時45分に他界した。所属事務所は「かねてより病気療養中のところ、誠に残念ながら薬石効なく急逝いたしました。生前中は皆様に多大な応援を頂き心から感謝申し上げます。ありがとうございました」と報告している。

ショック・・・ものすごいショック。好きな声優さんだっただけに、衝撃ははかりしれない。
かねてより体調が優れなくて、レギュラーを降板したり、いろいろ話は間接的に聞いていたけど、そこまで悪かったとは。
産経の記事によると、卵巣ガンだったらしい。
年齢はいまのところ公表されてないけど、活躍時期からみて、40代半ばくらいではないかと思われるので、いかにも若い、若すぎる、といった印象だ。
ニュース第1報では代表作として『ケロロ軍曹』の冬樹役を上げてるところが多かったけど、世間的にはその冬樹と、『ヒカルの碁』の主人公・進藤ヒカルの人、という印象ではないだろうか。
ヲタ的には、まず第一に『少女革命ウテナ』の天上ウテナが真っ先に上がってくるのではないかと思う。
だが、なんといってもその可愛い声質が、ちょっと幼さの残る少女役なんかで本領を発揮していたのではないか・・・というのが、私の主観。
この人の名前を最初にしっかりと認識したのは『ふしぎ遊戯』での張宿(ちりこ)。
少年なのにまるで幼女のようなピュアさに、当時クラクラきたもんでした。
そして『エル狩り』のアネット、『プリサミ』のこのはを経て天上ウテナ、『大運動会』での敬虔な信者アスリート・クリスへとつながるわけで、こういった少女性の表現にピッタリとあう天性の声質と相俟って、かなりの人気を博したものであった。
同時に、いやがらせに近いようなファンの追っかけにも悩んでいたようで、同僚の声として他の声優さんから当時のアニメ誌に、そういったことをうかがわせる内容が載っていたこともある、名指しではなかったけど。
ゲームにも数多く出てらしたが、その可愛い声質にかなりの識別性があったため、別名義で出ていたエロゲーなんかでも、わりと有名だった。
ともかく信じられない想い、残念この上ない想いである。
心から冥福をお祈りします。合掌。