火星の月の下で

日記がわり。

月80冊くらいらしい

ライトノベルは月何冊くらい出ているのか(ttp://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20110823)・・・を読ませていただくと、概算で月80冊、レーベル名を拡大すればもう少しいくそうで、こうなってくると、自分の欲するものを探すだけでかなりの労苦、ということになる。
これがまったく興味のないジャンルなら、ふーん、そうなんだ、くらいですむのだけど、なまじ興味のあるジャンルだと対応できない。
もちろん、ラノベだから読む、のではなくて、自分の嗜好にあっていそうだから読む、なので、総数そのものは関係なさそうなんだけど、総数が多いと個々の情報量がうすまるため、その自分の嗜好のアンテナにひっかかりにくくなる。
学生じゃないし、日々の生活もあるし、興味対象がそれだけ、ってわけでもないので、四六時中追いかけて、なんてのも時間的、体力的に不可能だしね。
ジャンルとしてニッチ派で絶対数が少なくてなかなか好みにぶちあたれない、なんてのよりは格段に良いんだけど、ここまで多いと、どうしても過去向きになってしまう。つまり、過去シリーズの続編オンリー、作家オンリー。まぁ、それでも別に良いんだけど、やはり新しい人、違った手法、なんてのにも接したいしね。
常套的手段としては、自分の好みにあったサイト、読み専系ブログ、そういったものをいくつか確保しておいて、それを巡回して、ということになるのだけど、これが意外とうまくいかない。
好みのジャンルに特化してるところって、寿命が短いからだ。
特に、嗜好性が鮮明であればあるほど、閉じてしまうまでの時間が短いように思う。
人は成長するし、好みも時間によって変るから仕方ないとは思うんだけど・・・。
それともう一つ、広範囲にやっているラノベの書評ってかなりあてにならない。
プロの読み手、評論家、小説家であっても、ことラノベになると、ラノベによる自分語りになったり、自分の趣味や思想を開陳するだけになって、どうも「未見の人へ紹介しよう」「具体的な長所」という意識が希薄なような気がする。
一般書籍とか、研究書とかで(Amazonとか見てるとそういう場合でも、しばしばあるけど)客観性、みたいなことに対して、けっこう頭を使ってるような、そういう文を書いてる人でも、ラノベになるととたんにダメダメになる。
潜在的に見下しているのか、「これを読んでいる人は既に紹介作を読んでいる」という感覚があるのか、ともかくちゃんと紹介できていないケースがけっこうあるからだ。しかも始末に負えないことに、書評の段階ではちゃんと紹介しているように見えて、実際読んでみると全然違いました、なんてのもけっこうあるし。
そんなわけで、現時点ではなかなかうまい対抗策が思いつかない。