火星の月の下で

日記がわり。

今の主流?

今のラノベのスタンダードである厨二病ハーレムはいつまでもつだろうか・・・のまとめ記事を読んで。
ラノベ自体がジャンルとして巨大なりすぎているので、「厨二病」というくくりでみていった方が、現在の主流をつかみやすいので、ということなんだろう、たしかにそうかもしれない。
流行の渦中にいると、対象が永遠に続くかのような錯覚もあって、

平安時代からのスタンダードなので多分廃れません

・・・なんて意見も出てくるんだろうけど、「廃れる」とまではいかなくても、主流ではなくなるときはくるのかもしれない。
と、思う根拠は、ラノベじゃなく、漫画、ジュヴナイルだけど、かつてはやたら殴り合うだけの「番長モノ」や、「スーパーカーモノ」が隆盛をきわめていた時代もあって、そんな頃は、女の子と仲良くなるのがとってもネガティヴな感情でとらえられていた時期もあったことなんかを思い出したりもするからだ。
あるいは「体制への反感」が基本イデーとして情緒面を縛っていた時代もあった。
そんな時代を体験しているので、そういったものが今日廃れてしまうところまではいってないが、主流ではなくなっている事実から、なんとなく、社会体制が変化したら、厨二病テイストも変化してくるんじゃないかなぁ・・・。
たとえば、あくまで「たとえば」だけど、日本社会が好景気になって、バブルとまではいかなくても(あれが起こるのは経済構造からしてもう無理なので)成長経済の中にあると、また時代の雰囲気、嗜好性は微妙に変化してくるだろうから、現在での状況下での流行が長く続く、とはちょっと考えにくい。もちろんその逆、暴動が頻発するくらいの、社会全体の貧困化になっても、雰囲気は相当変わってくるただろうし。
ライトノベル」というのは単なる入れ物になってきつつあるので、これがどうなるかは考えてもあまり意味がないだろうけど、「厨二病」のようなテーマ性というかテイストのようなものの行く末は、考えてみるといろいろ面白い。
今現在、最先端にいる人達が鼻で笑っているようなものが、次の主流になるかもしれないし。
「新しい切り口」というのは、現在の保守化しているメジャー・プロパーに対する迎合のことが多いので、大手が大喜びするような「新しい萌え」みたいなのは、次代の潮流とは言えない、むしろそうではないもの、という気がするんだけど、こればっかりは、来てみないとわかんななぁ。。。
とかそんなことを書いてると、「びーえる」という単語が脳裏をかすめてしまい、ちょっとブルーな気分になってしまった。(笑)