火星の月の下で

日記がわり。

◎清風堂はいろいろとすごい

日曜に梅田に出たときに、久しぶりに清風堂に寄ったんだが、ここの地下中階のコミックス売り場、実に見やすいな。
書店としての規模は中規模店だと思うけど、ことコミックスの配置については、大型書店に近いものを感じる。
さすがに絶対的な物量はジュンク堂や旭屋(ただいま休業中だが)の方が上なんだろうけど、配置を見ていると清風堂の方が豊かに感じる。
それはたぶん小規模店なんかでよくあるジャンプコミックスとマガジンコミックス、それにあとアニメ化されたガンガン系と白泉社系の少女モノを並べておしまい、という、所謂大手というか売れ線だけで終わってしまう、という配置方法をとっていないからだろう。部数に関わらず、かなり平等に配置していると思う。
だが、それが大事なのであって、コミック系が専門、もしくは充実しているところに来る客は、大手の方がむしろついでで、駅前のスタンド店みたいなところでは影すら見えないものを探しに来ているのだろうから。
清風堂というと、30年くらい前はガチガチの思想系で、社会科学系やらサヨク系やらの書籍、雑誌がかなり豊富に並んでいた印象だった。
今でも、地下階売り場の通路側の方に、かつての面影は少し感じるが、その地下階店の方にしても半分は文庫、大衆小説(ラノベはコミック売り場だが)だし、別店舗じゃないか、と思えるくらいに変わってしまった。
だが、かつての社会科学系専門書店のときに感じた見やすさと充実感が、そのままコミックス売り場の方で生かされている、と感じるので、たぶん店の人の感覚が良いんだろう。