火星の月の下で

日記がわり。

○『平清盛』第26話 平治の乱

映像は相変わらず良かった。
夜、ことを起こす情景、信西の逃亡先等、なかなかよくできていたと思う。
反面、空間の広がりがちゃんとできていない気がする、これは保元の乱のときも思ったが。
埃っぽい画面にするのは良いんだけど、もう少し空間を広くとってほしい。
一方、人物像。
前回の「見果てぬ夢」でもそうだったが、人物関係がえらく安っぽく作られていたのが気になるなぁ・・・。
前回だと,清盛と義朝が、なんか学園の番長同士で、そのケンカと友情みたいだったし、今回だとマブダチのボコりあいみたいで、信西のことを「友」とか言っちゃうのはどうなんかなぁ・・・。
次回の合戦でも、直接対決みたいな描写があったし、というかたぶんそうなるんだろうけど、番長同士のタイマン勝負みたいにならないことを祈っておきます。(^_^;
あと、義朝にとっての悪源太・義平がかなり軽く描かれていたようで、これもちょっとひっかかる。
この段階では,嫡男頼朝より長子義平でしょ。
史実としては、この段階の武装体制の差。
実はこのとき、源氏側には武装集団はそれほどいなかった。対するに平氏の側は、これは劇中でも少し出てきたけど、伊勢からの援軍を得てかなり巨大な集団になっていたので、義朝が清盛を待って決戦する、というのはちょっとありえないんだけどね。
ただまぁ、焦点の搾り方としては良かった。チンピラ・ヤンキー映画みたいになってしまったところはあったけど。(笑)