火星の月の下で

日記がわり。

東南アジアの現代文芸

アジアの現代文芸
新聞に「東南アジアの現代文学」と題して紹介程度の簡単に記事が載っていたので、サイトを見にいったのだが・・・。
これ、90年代に出たやつだよね、なんか新しいのが刊行されたのかと勘違いしてしまった。
とはいえ、90年代前半に出たときもタイとベトナムをちょろっと読んだだけで、しかもほとんど忘れていたりするので(どれを読んだのか記憶がはっきりしないのもある)もう一度手にとってみるのも良いかもしれない。
こういうのは田舎にいると「書店でたまたま見かけて」といって手に取ることも滅多にないし。
新聞に載っていたあらすじを見て記憶になかったので、たぶん90年代には読んでいなかったと思うのだけど、興味をひかれる一冊としては、
『ニ・ポロック』インドネシア
・・・かな。
「バリ島の踊り子の半生を描いた小説」といったことしかわからないのだけど、その一文と、ここに載せられている紹介文だけで相当食指が動く。
半生記なので、少女時代よりもおばさんになってからの方が長いとは思うのだが、題材が「バリ島の踊り子」ということらしいので、そっちにひかれる。
もちろん『マタハリ』みたいな感じではないとは思うが。
東南アジアに限らず、植民地支配を受けた国の独立後の現代文学と言うと、社会主義的、土民リアリズム、といったニュアンスの強いものが多く、このシリーズにも相当数含まれているようだが、そうではないものもポツリポツリとある感じなので、そういうのが拾っていけるといいんだがなぁ・・・。